2026年の投資テーマは「本質」で選ぶ|10年に一度の大相場と大型株の見方
最初に、私の正直な相場観から書きます。
2026年は、10年に一度あるかどうかの大相場が来ていると、私は見ています。
理由はシンプルです。AI(人工知能)が、産業革命に匹敵する変化を起こし始めたからです。
蒸気機関やインターネットがそうだったように、世の中の仕組みそのものが変わるとき、株式市場は何年もかけて大きく動きます。いま起きているのは、まさにその入り口だと考えています。
だからこの記事は「2026年の話題テーマを5つ並べる」だけの記事にはしません。テーマに振り回されず、この大相場と長くつき合うための「本質的な見方」を書きます。判断材料として読んでください。
2026年は「10年に一度の大相場」だと考える理由
2026年5月26日の終値は64,996円。前日の5月25日には初めて6万5,000円を突破して65,158円の史上最高値をつけたばかりで、いまはその最高値圏にあります(26日は最高値の翌日で、いったん小幅に反落しました)。
数字だけ見ると「もう上がりすぎでは?」と感じる人が多いはずです。
でも私は、これはまだ入り口だと見ています。
なぜなら、いまの上昇は一時的なブームではなく、AIという「産業革命級の変化」が土台にあるからです。AIは一部の企業の流行ではなく、あらゆる産業の作り方・働き方を変えていく技術です。
その変化を支えるのが半導体です。だから半導体は、すでに高く見えても、構造的にはもっと需要が伸びていくと私は考えています。AIを現実世界で動かすロボットの分野も同じで、これから存在感を増していくと見ています。
もちろん、相場に「絶対」はありません。短期では大きな調整も当然あります。ここから書くのは、あくまで私個人の見方です。最終的な判断はご自身でしてください。
インフレの時代、「現金のまま」がむしろリスク
相場の話と並んで、もう一つ大事な前提があります。
いまは物価が上がり続けるインフレの時代です。モノやサービスの値段が上がるということは、裏を返せば、現金の価値が少しずつ目減りしているということです。
銀行預金に置いたままのお金は、数字は減らなくても、買える量は静かに減っていきます。「何もしない」ことが、実はいちばんのリスクになりかねない時代に入りました。
だからこそ資産形成は、「やったほうがいい」から「やらないと取り残される」ものへ変わってきています。
そして投資は、時間を味方につけるほど有利になります。利益が利益を生む複利は、期間が長いほど大きく効くからです。同じ金額でも、1日でも早く始めた人のほうが、その恩恵を受けやすくなります。
完璧なタイミングを待つ必要はありません。まず小さく始めて、相場に慣れながら続けることのほうが、ずっと大切です。
初心者がいちばんやりがちな失敗
ここで、初心者がやってしまいがちな失敗を一つ挙げます。
それは「よくわからない急騰株に飛びつく」ことです。
大相場になると、必ず「なんだかすごそう」という小型株が話題になります。事業の中身はよくわからないけれど、株価だけがロケットのように上がっている。そういう銘柄です。
過去にも、急に何十倍にもなったような話題株が何度も現れました。そして多くの初心者が、いちばん盛り上がったところで飛び乗り、ブームが冷めて大きな損を抱えてきました。
値動きの派手さに釣られて、中身のわからない会社に乗る。これが、いちばん危ない負け方です。
初心者こそ「大きい株」に乗る
ではどうするか。私の答えは明確です。
初心者こそ、大きい株に乗るべきだと考えています。
誰もが名前を知っている大企業は、それだけ事業の土台がしっかりしています。情報も多く、急に消えてなくなるリスクも小さい。
正体不明の小型株より、世界を動かしている大型株のほうが、初心者にとってはずっと安全です。しかも、大相場の本命になりやすいのは、たいていこうした大きい株のほうです。
派手に何倍にもなる小型株に憧れる気持ちはわかります。でも、当てにいくほど外しやすい。地味でも大きい株を選ぶことが、遠回りに見えて近道になります。
「上がりすぎ」の壁を越えられるかが分かれ目
ここが、この記事でいちばん伝えたい本質です。
大型株を見ていると、多くの人はこう思います。「もうこんなに上がってる。さすがに高すぎて買えない」と。
たとえば話題の半導体大手などは、まさに「もう高いから手が出ない」と敬遠されがちです。
でも、本質を理解できていれば話は変わります。
「この会社(この技術)は、これから数年かけて世の中に不可欠になる」と腹の底から理解できていれば、目先の株価が高く見えても、長期で持つ判断ができます。
逆に本質がわかっていないと、少し下がっただけで怖くなって売ってしまう。「高いから買えない」「下がったから不安」を繰り返して、結局いちばんおいしいところを取り逃すのです。
大事なのは、株価の高い安いではなく、その裏にある本質を見極めること。これは「テーマだから買う」「今上がってるから買う」とは、まったく別の考え方です。
「一度信じたら長く持てるか」が最後の差になる
本質を見極めたら、次に問われるのは握力です。
つまり「一度これだと思った株を、長く持ち続けられるか」。
大相場の途中には、必ず急落や停滞の局面が来ます。そこで多くの人は不安に負けて手放します。でも本質を信じられていれば、その揺れを乗り越えて持ち続けられます。
私自身、投資を続けてきて痛感するのは、勝敗を分けるのは「いつ買ったか」よりも「どれだけ持てたか」だということです。
本質を理解する → だから長く持てる → だから大相場の果実を取れる。この順番が、初心者が大きく育てるための王道だと考えています。
テーマとの正しい付き合い方:コア・サテライト
ここまでの話を、具体的な資産の組み方に落とします。
使うのは「コア・サテライト」という考え方です。
コア(土台)=大きな器で広く分散
資産の中心(コア)は、全世界株(オルカン)やS&P500といった、大きな器のインデックス投信に置きます。
これは「当てる」ものではなく、世界経済の成長にまるごと乗る土台です。全体の7〜8割をここに置くイメージです。
土台に向くつみたて銘柄は、新NISAつみたて投資枠のおすすめ銘柄10選で信託報酬まで比較しています。
サテライト(脇役)=本質で選んだ本命を、余力で
残りの2〜3割を、本質で選んだ本命(AI半導体やロボットなどの大型株)に回します。
ここで効いてくるのが、さっきの「本質」と「握力」です。話題だから乗るのではなく、長く持てると思える本命だけを、余力の範囲で持つ。
私たちが提唱する「with FIRE」では、この考え方をさらに具体化した「ファイアライフ流ポートフォリオ」を実践しています。主力を分散してガチホしながら、本命を余力で持つ。具体的な配分は記事末尾の案内を見てください。
日本の代表的なAI半導体銘柄については、FANG+と合わせて買いたい個別株4選の記事でくわしくまとめています。
初心者の始め方:まず大きい器、それから本命
何から始めればいいか。順番はシンプルです。
Step1:ネット証券で口座を開く
株やETF、投資信託を買うには、まずネット証券の口座が必要です。
手数料が安く、新NISAにも対応しているので、これから始めるならネット証券が基本です。迷う人はネット証券おすすめランキングで手数料やNISA対応を見比べてください。
Step2:新NISAを設定する
口座を開いたら、新NISAを設定します。
新NISAには2つの枠があります。コツコツ積み立てる「つみたて投資枠」が年120万円まで、個別株やテーマ型商品も買える「成長投資枠」が年240万円まで。合わせて年360万円、生涯では1,800万円まで投資できます(うち成長投資枠は1,200万円まで)。
利益にかかる約20%の税金が、NISAの中ならゼロになります。同じ投資をするなら、課税口座よりNISAを優先したほうが手元に残るお金は増えます。
新NISAの基本的な始め方は、新NISAの始め方完全ガイドでステップごとに解説しています。
Step3:大きい器の積立から、慣れたら本命へ
最初にやるのは、コアとなるインデックス投信(全世界株やS&P500)の積み立てです。
ここで投資に慣れて、値動きに心が振り回されなくなってきたら、成長投資枠の余力で本命の大型株に乗っていく。この順番が、初心者にとって無理のない道です。
話題の小型株から入るのではなく、大きい器から入る。これだけで、大きな失敗はかなり防げます。
まとめ:テーマより「本質」、そして「握力」
2026年の相場との付き合い方を、もう一度整理します。
- 2026年はAIという産業革命級の変化を背景にした、10年に一度の大相場だと私は見ている
- 初心者が乗るべきは、よくわからない急騰株ではなく「大きい株」
- 株価の高い安いより、その裏の「本質」を見極めることが大事
- 本質を信じられるからこそ「長く持てる(握力)」、それが最後の差になる
- 組み方は、大きい器のインデックスを土台(コア)に、本命を余力(サテライト)で
話題のテーマを追いかけるのではなく、本質を見て、大きく構えて、長く持つ。
10年に一度の相場だからこそ、ここで腰を据えられるかどうかが、数年後の差になると思っています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2026年はどの銘柄を買えばいいですか?
特定の銘柄を勧めることはできません。考え方としては、よくわからない小型株ではなく、世界を動かしている大型株や、全世界株・S&P500といった大きな器を土台にするのがおすすめです。
Q2. 半導体株はもう高すぎて買えないのでは?
「高く見える」のと「本質的に割高」なのは別です。事業の将来性を理解できているなら、目先の株価が高く見えても長期で持つ判断はできます。理解できないうちは、まず土台のインデックスから始めるのが無難です。
Q3. 初心者がやりがちな失敗は何ですか?
中身のわからない急騰株に、いちばん盛り上がったところで飛びつくことです。値動きの派手さではなく、事業の本質で選ぶ習慣をつけると、この失敗は避けやすくなります。
Q4. テーマ株と投資信託、初心者はどちらがいいですか?
最初は全世界株やS&P500のインデックス投信が土台に向いています。個別のテーマ株は、投資に慣れてから余力で持つくらいがちょうどいいです。
Q5. 新NISAで大型株やテーマ株は買えますか?
買えます。個別株やテーマ型ETFは、新NISAの「成長投資枠」(年240万円まで)で購入できます。利益に税金がかからないので課税口座より有利です。
Q6. 「長く持つ」とは具体的にどれくらいですか?
短期の値動きで売買するのではなく、数年単位で持つイメージです。大相場の途中には急落も来ますが、本質を理解していれば、その揺れを越えて持ち続けやすくなります。
Q7. 何から始めればいいですか?
まずネット証券で口座を開き、新NISAを設定します。最初はインデックス投信の積み立てで土台を作り、慣れてきたら余力で本命に乗る順番がおすすめです。
Q8. 相場が下がったら怖くて持てません。どうすれば?
それは本質への理解が足りないサインかもしれません。なぜその株・その指数を持つのかを自分の言葉で説明できるようにすると、下落局面でも持ち続けやすくなります。
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この記事を書いた人
- 投資歴10年以上。FXから始め、2024年の新NISAを機に株式投資へ軸足
- 日本株(ファンダメンタルズ+スイング)メイン・新NISA/米国ETF/投資信託も併用
- 米国株の取引はmoomoo証券を中心に運用
- YouTube「FireriF(つよび・よわび)」でリアルな投資判断を発信中
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免責:本記事は情報提供を目的としたもので投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
最終更新: 2026年5月26日
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