ふるさと納税2026はいつまで?12月31日決済と1月10日日曜の扱い
※ この記事は広告リンクを含みます。記事中の日付・数値は2026年10月11日時点で確認したものです。
先に結論を置きます。
① 寄付:2026年12月31日(木)23:59までに、決済・入金が終わったものが2026年分。申込だけでは足りません。
② ワンストップ特例の申請書:多くの案内は「翌年1月10日必着」。2027年は10日が日曜で、郵送を12日(火)必着とする自治体も、10日必着のままの自治体もあります。郵送なら12月中に投函を。
③ 確定申告:原則2027年2月16日(火)〜3月15日(月)。還付申告なら2027年1月1日から出せます。
この記事の立場もはっきり書いておきます。
2026年中の寄付なら、控除の仕組みは去年と同じ。ワンストップ特例か確定申告の手続きをすれば、自己負担2,000円で返礼品を受け取れる枠は今年も残っています。上限(控除上限額。自己負担2,000円で収まる寄付額の目安)の範囲で使う価値はあるでしょう。
ただし、12月31日ぎりぎりの決済はすすめない。決済は12月20日ごろまでに、カードかスマホ決済で済ませたいところ。理由は、このあと日付つきで説明します。
一方で、今年は急がない方がいい人もいます。たとえば年収が読めない人、上限が小さい人。後半の「急いで寄付しなくていい人」で具体的に書きました。
2026年分の期限:早見表
まず、言葉を3つだけ押さえます。
- ワンストップ特例:確定申告をしなくても、寄付先に申請書を出せば住民税から控除される仕組み
- 確定申告:1年分の所得と税金を自分で計算し、税務署に出す手続き
- 還付申告:払いすぎた所得税を返してもらうための申告
| 手続き | 期限 | 何が済んでいればよいか |
|---|---|---|
| 寄付の決済 | 2026年12月31日(木)23:59 | 決済・入金が完了している |
| ワンストップ申請書 | 2027年1月10日(日)が目安。自治体で差あり | 寄付先に届いている(必着の場合) |
| 変更届(引っ越しなど) | 条文は翌年1月10日。2027年は休日特例で12日(火) | 寄付先へ届け出ている |
| 確定申告 | 2027年2月16日(火)〜3月15日(月) | 原則の期間。納期限は3月15日(月) |
| 還付申告 | 2027年1月1日から5年間 | 申告書を税務署へ提出 |
出典は次のとおり。決済の期限は、ふるさとチョイスの解説ページ(2026年版)の「通常、年内の12月31日23時59分までにお支払いを完了すれば、その年のふるさと納税としてカウントされます」で確認しました。山梨県「年末年始の取扱いについて」(2026年2月3日更新)も同じ扱いです。変更届の期限は地方税法附則7条4項(e-Gov法令検索)。
確定申告の期間は、国税庁タックスアンサーNo.2020(令和8年4月1日現在法令等)が出典。「翌年2月16日から3月15日まで」という原則を、暦に当てはめた日付です。納期限の令和9年3月15日(月)は、国税庁「主な国税の納期限(法定納期限)及び振替日」に載っています。還付申告の扱いは同No.2030で確認。各資料のURLは記事末尾の一覧にまとめました。
「寄附日」は申込日ではない:払い方別の判定表
どの年の控除になるかは、実際にお金を払った日で決まります。その日付が載るのが、寄付先が出す「寄附金受領証明書」。寄付の領収書のような書類です。
ふるさとチョイスの案内も、受領証明書の「受領日(納付日)が、年内である必要があります」としている。その受領日が、払い方で変わります。ここが落とし穴です。
表の「Pay-easy(ペイジー)」は、銀行ATMやネットバンキングで払う方式のこと。「納付書(納入通知書)」は自治体から郵送される払込用紙で、金融機関の窓口などで払います。「郵便振替」は、ゆうちょの払込票で送金する方式です。
| 払い方 | 寄附日になる日 | 年末の注意 |
|---|---|---|
| クレジットカード | 決済が完了した日 | 12月31日23:59が最終。直前は避ける |
| スマホ決済 | ポータルごとに扱いが違う | 利用するポータルの年末案内で確認 |
| コンビニ・Pay-easy | 入金手続きが完了した日 | 申込後、支払いを忘れると翌年扱い |
| 銀行振込 | 入金手続きが完了した日 | 振込(入金)を12月30日までとした例あり(2024年分) |
| 納付書・郵便振替 | 金融機関で払い込んだ日 | 12月16日・21日に締めた例(2024・2025年分) |
| 現金書留・窓口 | 自治体が受け取った日 | 窓口の年末の受付時間で締まる。寄付先の案内で確認 |
表の根拠は、ふるさとチョイス「ふるさと納税の申込期限はいつまで?」と、山梨県の年末案内です。山梨県は、振込・コンビニ・Pay-easyは「入金手続きが完了した日付が納付日」と明記。12月31日の翌0時以降の入金は翌年の寄附、とも書いています。
自治体が早めに締める例も見ておきましょう。鹿児島県肝付町の2025年分の案内では、郵便振替は12月21日(日)23:59の受付分まで。島根県の2024年分の案内では、納入通知書払いと、申込書(郵送・FAX・メール)経由の口座振込は申込が12月16日(月)まで、納付・振込は12月30日(月)まででした。
2026年分の締切は、寄付先の年末案内で確かめるしかありません。
カードの引き落としが1月でも、2026年分になる?
ふるさとチョイスの案内では、カード払いの受領日は「決済が完了した日」。引き落とし日ではありません。
税のルールの側も見ておきましょう。国税庁の所得税基本通達(法律の解釈を示した国税庁の文書)78−1では、寄附金を「支出した」とは「現実に支払ったこと」をいう、とされる。
地方自治法231条の2の5第3項にも関係する規定があります。自治体が指定した決済事業者(指定納付受託者)が委託を受けた日に、納付があったとみなすものです。
ただ、カード払いを名指しした国税庁・総務省の文言は、今回の調査では見つからなかった。個々の決済がこの規定に当たるかも、自治体と決済手段しだい。最後は受領証明書の日付で確かめましょう。
さとふるの2025年分の案内には、気になる注記がありました。カード・PayPayオンライン決済などは、12月31日中に申込を確定すれば納付日は12月31日。ただし決済会社側の「決済日」は1月1日と記録される可能性がある、というもの。年をまたぐ直前の決済は、記録のずれが起きうるということ。
「申し込んだのに決済されていない」を見分ける
申込受付のメールと、決済完了のメールは別物です。ふるさとチョイスによると、郵便振替・銀行振込・ペイジーのATM払いなどは、決済完了メールが送られない場合があります。支払い状況は、マイページで見るのが早い。
カード側の都合で決済が通らないこともあります。申込から数日以内に、状態を見に行く。これを習慣にしましょう。
年明けに届いた受領証明書の日付が2027年だったら?まずは寄付先の自治体に問い合わせます。ただ、肝付町のように「寄附日を変更することはできません」と明記する自治体もある。期限直前に払わないのが、一番の予防策です。
2027年1月10日は日曜、11日は成人の日:ワンストップの期限は延びるのか
ここがこの記事の核です。
結論から言うと、延びるかどうかは寄付先しだい。延長を前提にせず、郵送なら12月中に投函してください。そう言い切れる理由は、法律の書き方にあります。
法律に「1月10日」と書いてあるのは、申請書ではなく変更届
ワンストップ特例は、地方税法の附則7条で定められています。条文を読むと、3つの期限が書き分けられています。
- 1項:申請は「特例控除対象寄附金」(ワンストップ特例の対象になる寄付)を「支出する際」に求めることができる。日付は書かれていない
- 4項:住所や氏名が変わったときの変更届は「翌年の一月十日まで」
- 5項:寄付先の自治体が、住んでいる市区町村へ通知を送る期限は「翌年の一月三十一日まで」
国が定めた申請書の様式(地方税法施行規則の第55号の5様式)も同じです。注記に出てくる「1月10日」は、変更届の提出期限だけ。
総務省のふるさと納税ポータルも、申請書は「ふるさと納税を行う際に」提出すると書いています。1月10日は変更届出書の期限として出てくるだけです。
では、1月10日と1月31日の間には何があるのか。総務省の自治体向け通知「地方税法の施行に関する取扱いについて(市町村税関係)」(抜粋・令和3年4月1日総税市第14号により一部改正)は、通知書を1月11日以降に送るよう求めている。理由は、1月10日までは変更届が出てくる可能性があるから。変更届の期限と、自治体どうしの事務の期限が、ここでかみ合っています。
たとえば仙台市。国の様式の注記とは別に、市のページで「令和8年1月1日から12月31日までの寄附についてワンストップ特例申請をする場合は、令和9年1月10日まで(必着)に申請してください」と案内しています(2026年10月1日更新)。
休日なら翌日に延びる規定はあるが、当てはまるかは条文だけで決まらない
地方税法20条の5第2項には、期限が休日なら翌日に延ばす規定がある。対象は「この法律又はこれに基づく条例の規定により定められている期限」です。
条文に書かれた変更届の期限には、この規定がかかります。対象外の期限を並べた地方税法施行令6条の18にも、附則7条4項は入っていない。2027年なら変更届は1月12日(火)まで。港区も同日までと案内しています。
申請書の「1月10日」は、上で見たとおり条文に書かれた期限ではありません。この規定が当てはまるかどうかは、条文だけでは決まらない。実際、自治体の扱いは割れています。
| 自治体 | 案内している期限 | 出典 |
|---|---|---|
| 東京都港区 | 2026年分:申請書・変更届とも2027年1月12日(火)まで | 区ページ(2026年2月27日更新) |
| 青森県三戸町 | 2026年分:オンライン1月10日(日)23:59、郵送1月12日(火)必着。2025年分は20条の5第2項を挙げて郵送1月13日(火)必着 | ふるさとチョイスの町ページ。2026年分は「三戸町からのご案内」欄(2025年12月18日掲載)、2025年分は「お問い合わせ先」欄 |
| 福岡県北九州市 | 2026年分:2027年1月10日到着分まで | 市ページ(2026年10月1日更新) |
| 香川県 | 2026年分:申請書・変更届とも2027年1月10日(日)必着 | 県ページ「令和8年末の申込み受付について」 |
| 山梨県 | 翌年1月10日(必着)。休日の扱いの記載なし | 県ページ(2026年2月3日更新) |
| 三重県熊野市 | 翌年1月10日必着(対象年の明記なし)。延長の記載は見当たらない | さとふるの熊野市ページ |
| 山形県川西町 | 2020年分:申請書は2021年1月10日(日)必着、変更届は同日消印有効 | 町の留意事項PDF |
川西町の例は、2027年と同じ暦です。2021年も1月10日が日曜、11日が成人の日でした。同じ町が、申請書は「必着」、変更届は「消印有効」と書き分けていた。
「必着」はその日までに相手に届いていること。「消印有効」は、その日までの消印が押されていれば届くのが後でもよいことです。郵送の消印を提出日とみなす規定(20条の5の3)もありますが、申請書が対象になるかは確認できませんでした。
郵送するなら、手段で届く日が変わる
日本郵便は2021年10月から、普通郵便の土曜配達を休止しています。普通郵便と特定記録(差し出した記録が残る郵便のオプション)は、土曜・日曜・休日に配達されません。普通郵便のお届けは、差出日の翌々日以降(宛先による)。
速達・書留・簡易書留・レターパックは、土日休日も配達されます。
2027年1月は9日(土)から11日(祝)まで3連休。普通郵便で送ると、8日(金)の次に配達されるのは12日(火)です。
役所の年末年始の閉庁も重なります。山梨県なら2026年12月29日〜2027年1月3日が閉庁。
ただし、休日に役所へ届いた郵便を何日付で受け付けるかは、自治体しだい。「速達なら日曜に届くから大丈夫」とは言えないのです。
期限に間に合っても無効になる:ワンストップの条件と変更届
申請書を出しても、特例が効かなくなる場合があります。地方税法附則7条6項は、次の4つのどれかに当たると、申請はなかったものとみなすと定めています。
1月1日は「賦課期日」といって、どこの住民として住民税をかけるかを決める日です。4号に当たる場合は、その通知の分だけが無効になります。それ以外は、その年の寄付すべてが対象外。国の申請書様式の注記にも、そう書かれています。
国税庁「ふるさと納税をされた方へ」(令和7年分の確定申告特集)の確認シートでは、会社員なら次の条件がそろえば使えます。
- 給与所得者で、2か所以上から給与を受けていない
- 年間の給与収入が2,000万円以下
- 給与以外の所得がない
- 今年寄付した自治体が5団体以内
- 確定申告をする予定がない(例:住宅ローン控除の初年度、医療費控除)
年金所得者で確定申告不要制度に当たる人は、下の2つ(寄付先5団体以内・確定申告の予定なし)だけ確かめればOKです。
住宅ローン控除は、ローンで家を買った人の税金を減らす控除。医療費控除は、1年間の医療費が一定額(原則10万円)を超えたとき、超えた分を所得から差し引ける控除です。
住宅ローン控除は、2年目以降なら年末調整で受けられます(国税庁No.1211-1)。確定申告が必要になるのは初年度です。
年末に漏れやすい3つ
1つ目は、同じ自治体に2回寄付したケース。申請書は寄付のたびに出します。三重県は「寄附先が同一のときも、その都度申請書を提出」と案内。数える団体数は1のままです(総務省の取扱い通知(4))。
2つ目は、申込時の「申請書を希望」のチェック。総務省のFAQ(Q13)は、チェックしただけでは申請は完了しないと明記しています。届いた申請書を記入して返送するか、オンラインで申請して初めて完了です。
3つ目は、引っ越しや結婚。住所や氏名が変わったら、寄付先へ変更届を出します(附則7条4項)。2027年の期限は休日特例で1月12日(火)ですが、1月10日と案内する寄付先もあるので早めに。出さずに通知先が1月1日の住所地と食い違えば、4号で無効になりえます。
確定申告に切り替えたら、申請済みの寄付も含めて全部を申告書に載せてください。楽天ふるさと納税の税金控除ガイドも、すべての寄付分を申告するよう案内している。
なお、年末調整ではふるさと納税は控除されない。年末調整で差し引ける控除は所得税法190条に並んでいます。寄附金控除(寄付した額の一部を所得から差し引く所得税の控除)は、そこに入っていません。
オンライン申請を寄付当日に済ませるときの注意
総務省のポータルによると、2022年中の寄付から、一部の自治体でマイナンバーカードを使ったオンライン申請ができます。対応しているかは寄付先しだい。楽天ふるさと納税のオンライン申請手順ページでは、提供元は「自治体マイページ」と「ふるまど」です。
つまずきやすいのはパスワード(暗証番号)。マイナンバーカードの暗証番号は4種類あり、コンビニで初期化できるのは次の2つです。
- 署名用:英大文字と数字を混ぜた6〜16文字。5回続けて間違えるとロック
- 利用者証明用:数字4桁。3回続けて間違えるとロック
出典は公的個人認証サービスのポータルサイトです。ほかの2つ(券面事項入力補助用など)は、コンビニでは初期化できません。
片方がロックしても、もう一方のパスワードが使えれば立て直せます。スマホアプリ「JPKI暗証番号リセット」で予約し、24時間以内にコンビニのキオスク端末で初期化・再設定する流れです。端末を使えるのは6:30〜23:00。
両方わからないときは、住民票のある市区町村の窓口へ。年末年始は役所が閉まるので、12月は早めに動いてください。
10月を過ぎた今、寄付しても損じゃない?
結論、2026年中の寄付なら控除の仕組みは変わっていません。変わったのは、自治体とポータルの側です。
変わらないもの(総務省「税金の控除について」・FAQ):
- 自己負担は1年間の寄付の合計に対して2,000円(1回ごとではない)
- 住民税の特例分は、住民税所得割の2割まで。所得割とは、所得に応じてかかる住民税の部分
- 2割を超えると、自己負担は2,000円を超える
変わったもの:
- 2025年10月1日から、寄付にポイントを付けるポータルを通じた募集が禁止(令和6年総務省告示第203号。告示は、国が決めた基準などを公に知らせるもの)
- 2026年10月1日から、自治体の指定基準が法律で変わった(令和8年法律第2号)
2つ目の中身はこうです。自治体は、総務大臣の「指定」を受けないとふるさと納税の対象になれません。指定は10月から1年単位。その条件として、寄付額から募集費用を引いた額を、寄付額の一定割合以上にしなければならない。2026年10月からの指定では52.5%以上。返礼品の調達費を寄付額の3割以下とする基準は変わっていません。
総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和8年度実施)」(2026年7月31日)によると、2025年度(令和7年度)の受入額は約1兆3,314億円。募集費用は受入額の47.9%で、前年度の46.4%から増えていました。
寄付者の控除は変わらなくても、自治体の台所事情は変わっている。返礼品の内容が去年と同じとは限りません。「去年と同じ自治体に、同じ感覚で」寄付する前に、ページを見直しておきましょう。
ふるさと納税は、税金そのものを減らす仕組みではありません。払う先を変え、自己負担2,000円で返礼品を受け取る制度です。上限を超えれば、その分は持ち出し。
12月に寄付する人の逆算カレンダーと、上限の見積もり方
「控除上限額」は、自己負担が2,000円で収まる寄付額の目安です。年収と家族構成、ほかの控除で決まります。
12月時点では、今年の年収はまだ確定していない。次の式で見積もります。
この見込み額を、ポータルの上限シミュレーターに入れます。家族構成や、住宅ローン控除・医療費控除の有無で上限は変わります。入れ忘れに注意。
総務省「ふるさと納税について(指定基準に係る告示改正)」(2026年3月24日)に、モデル値が1つあります。独身または夫婦共働き、給与収入のみ、住宅ローン控除などなしの場合です。給与収入1,000万円なら、全額控除される寄付額の目安は約18万円(総務省推計)。前提が違えば、この数字は当てはまりません。
寄付は、見積もった上限の8〜9割で止めておきましょう。賞与が見込みより少なかったり、医療費控除などの所得控除(税金を計算する前に所得から差し引ける金額)が増えたりすると、上限は下がる。超えた分は控除されず、持ち出しです。
| いつ | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 11月下旬 | 年収を推計し、上限を出す | 11月の給与明細まで出そろう |
| 賞与の確定後 | 上限を計算し直す | 賞与で上限が動く |
| 12月中旬 | 納付書・振込・郵便振替で払う人はここまで | 郵便振替を12月21日で締めた例、納付書の郵送に約2週間の例 |
| 12月20日(日)ごろ | カード・スマホ決済を済ませる | 直前は決済が通らないことも。12月23日以降の申込には申請書を送らない自治体の例あり |
| 寄付した当日 | オンライン申請。郵送なら申請書を準備 | 申請は「寄付する際」が原則 |
| 12月28日(月) | 寄付先への問い合わせはここまでに | 山梨県は同日17時で年内の問い合わせ終了 |
| 12月31日(木)23:59 | 決済の最終ライン。郵送分は投函済みに | 翌0時以降は2027年分 |
| 2027年1月 | 受領証明書の日付を確認 | 2026年の日付か見ておく |
12月中旬〜下旬に締める例は、島根県(2024年分・納入通知書払いと、申込書経由の口座振込は申込12月16日(月)まで)と肝付町(2025年分・郵便振替は12月21日(日)23:59まで)。
山梨県は、納付書の郵送に約2週間かかるとして早めの申込を求めています。熊野市(さとふるの自治体ページ・対象年の明記なし)は、12月23日(火)以降の申込には申請書を送らず、年明けに受領証明書だけを送ると案内しています。その場合は、様式を自分でダウンロードするか、オンライン申請になります。
間に合わなかったら:翌年分になった寄付と、還付申告
まず、失うものと失わないものを分けます。
| 間に合わなかったもの | どうなるか |
|---|---|
| 12月31日までの決済 | 2027年分の寄付になる。2026年分の枠は使えないまま終わる |
| ワンストップの申請書 | 確定申告(還付申告)に切り替えれば控除は受けられる |
本当の損は1つ目です。総務省FAQ(Q4)のとおり、控除は1〜12月の年単位で計算する。2026年の枠は、2026年中の寄付にしか使えません。
2027年中の寄付には、新しい上限がつく。
令和8年法律第2号(2026年3月31日公布)で、住民税の特例分に定額の上限ができました。道府県民税77万2千円と市町村民税115万8千円の合計193万円(指定都市は38万6千円と154万4千円)。これまでの「住民税所得割の2割」とのいずれか低いほうが上限になります。指定都市とは、大阪市や横浜市など政令で指定された大きな市のことです。
2027年1月1日施行で、2027年中の寄付(2028年度分の住民税)から適用。総務省の上記資料(2026年3月24日)は、193万円を「給与収入1億円相当」と説明しています。影響するのは、高所得の人に限られる話。
ワンストップに間に合わなかった会社員も、確定申告に切り替えれば控除を受けられます。還付申告なら、2月16日を待たなくていい。2027年1月1日から5年間出せます(国税庁No.2030)。
添付するのは受領証明書。国税庁長官の指定を受けた事業者の「寄附金控除に関する証明書」でも代えられます。年間の寄付額をまとめた書類です(国税庁No.1150)。
1つ注意がある。年末調整などで所得税が0円になっている人は、還付される所得税がありません。住民税からだけ控除を受けるなら、市区町村に住民税の申告書を出す必要があります(総務省「税金の控除について」)。
そもそも今年、急いで寄付しなくていい人
冒頭で「使う価値はある」と書きました。反対側も同じ強さで書いておく。次の人は、駆け込む必要はありません。
- 年収の見込みが読めない人:転職・退職・賞与未定。上限を読み違えると、超えた分は持ち出し
- 上限が数千円の人:自己負担2,000円と手間に見合う返礼品が選べるか、冷静に比べたい
- 確定申告が必要なのに、手間をかけられない人:医療費控除などで申告するなら、ワンストップは使えない
- 年末にお金の余裕がない人:寄付は先払い。ワンストップなら、戻るのは翌年6月以降の住民税から少しずつ(総務省「制度改正について」)
住宅ローン控除の初年度の人は、確定申告が必要なのでワンストップは使えません。前述のとおり、2年目以降は年末調整で受けられる。上限への影響は人によるので、シミュレーターに控除も入れて確かめてください。
「12月中に寄付しないと損」という言い方には乗らなくて大丈夫。来年の枠で、落ち着いて寄付する選択もあります。
年末にポータルで確かめる3つのこと
サイトそのものの選び方は、別の記事にまとめました。ここでは期限の観点だけで、3つ確かめます。
ポータル各社(ふるさとチョイス・さとふる・楽天)の2026年分の年末告知(受付終了時刻)は、2026年10月11日時点では確認できませんでした。
自治体の側では、香川県が2026年分の年末受付(納付書・振込などの申込は12月16日(水)まで、カード等は12月31日(木)23:59まで)をすでに案内しています。ふるさとチョイスの解説ページ(2026年版)は「2026年12月31日までに寄付金の決済を完了する必要があります」と案内しています。参考に、確認できた案内を載せます。
- ふるさとチョイス(解説ページ・2026年版):「通常、年内の12月31日23時59分までにお支払いを完了すれば、その年のふるさと納税としてカウントされます」
- さとふる(2025年分):カード・PayPayオンライン決済などは、申込確定ボタンを12月31日中に押せば、納付日は12月31日。決済処理が翌0時を過ぎても同じ。ただし決済会社側の「決済日」は2026年1月1日と記録される可能性あり。コンビニ・Pay-easyは入金手続きの完了日が納付日
- 楽天ふるさと納税(FAQ):12月31日23:59までに「申込み手続き(決済)」の完了が必要。申込みだけでは完了扱いにならず、完了のタイミングは支払い方法で異なる
さとふるの扱いは、さとふるだけのもの。ほかのポータルや2026年分に当てはまるとは限りません。言い回しもポータルごとに違うので、使うサイトの告知を12月に見直してください。
公式サイト:ふるさとチョイス/楽天ふるさと納税 よくある質問
ポータルの選び方はふるさと納税サイト選びの記事で比べています。
よくある質問
12月31日の何時まで?
ふるさとチョイスの解説ページ(2026年版)は、「通常、年内の12月31日23時59分までにお支払いを完了すれば」その年の分としています。ただ、自治体や払い方で早く締める例もある。カードでも12月20日ごろまでに済ませておきましょう。
カードの引き落としが1月でも、今年分?
ポータルの案内では、受領日は決済が完了した日。引き落とし日ではありません。届いた受領証明書の日付でも確かめましょう。
コンビニ払いで12月31日に申し込んだら?
支払いを終えた日が寄附日です。31日中に店頭で払わなければ、2027年分になります。
受領証明書の日付が1月になっていたら?
寄付先の自治体に問い合わせます。ただし、寄附日を変更できないと明記する自治体もあります。
同じ自治体に2回寄付したら、申請書は1通でいい?
2通必要です。寄付のたびに出す決まり。数える団体数は1のままです。
1月10日を過ぎたら、もう控除は受けられない?
受けられます。確定申告(還付申告)に切り替えれば、2027年1月1日から5年間出せる。その場合は、すべての寄付を申告します。
年末調整で控除される?
されません。年末調整で差し引ける控除(所得税法190条)に、寄附金控除は入っていない。ワンストップ特例か確定申告で手続きします。
返礼品が多いと税金がかかる?
返礼品は一時所得です(総務省FAQ Q12)。一時所得は、懸賞の賞金など、仕事や資産の売却以外で一時的に得た所得のこと。最高50万円の特別控除があり、ほかの一時所得と合わせて超えた分が課税の対象。ほかの所得と合算されるのは、その2分の1です(国税庁No.1490)。
まとめと次の一歩
12月の行動は、この5つにしぼれます。
この記事で確認した資料
- 地方税法(附則7条1・4〜6項、20条の5第2項、20条の5の3)/地方税法施行令(6条の18)/地方税法施行規則(附則2条の4・第55号の5様式の注1、第55号の6様式)
- 所得税法(121条・190条)/地方自治法(231条の2の5)
- 総務省「地方税法の施行に関する取扱いについて(市町村税関係)」(抜粋)(令和3年4月1日総税市第14号により一部改正)(4)(6)
- 総務省ふるさと納税ポータル「よくある質問」(Q3・Q4・Q12・Q13)/「税金の控除について」/「制度改正について」(2015年4月1日)
- 総務省「ふるさと納税の指定基準の見直し等」(2024年6月28日・令和6年総務省告示第203号)
- 総務省「ふるさと納税について(指定基準に係る告示改正)」(2026年3月24日・PDF6〜8頁)
- 総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和8年度実施)」(2026年7月31日・PDF2頁・5頁)
- 国税庁タックスアンサーNo.2020・No.2030・No.1150・No.1211-1・No.1490
- 国税庁「ふるさと納税をされた方へ」/「主な国税の納期限(法定納期限)及び振替日」/所得税基本通達78−1
- 日本郵便2021年10月の郵便サービス改正/公的個人認証サービス 暗証番号リセット/文京区マイナンバーカードの暗証番号
- ふるさとチョイス「ふるさと納税の申込期限はいつまで?」/さとふる「年末年始に関する重要なお知らせ」(2025年版)
- 楽天ふるさと納税よくある質問/オンライン申請手順/税金控除の手続きガイド
- 山梨県「年末年始の取扱いについて」(2026年2月3日更新)/香川県「令和8年末の申込み受付について」/港区申請書のページ(2026年2月27日更新)/北九州市(2026年10月1日更新)
- 三戸町・肝付町(ふるさとチョイス)/熊野市(さとふる)
- 島根県(2024年分の年末対応)/川西町 留意事項PDF/仙台市「ふるさと納税の手続き」/三重県 申請書の説明PDF
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寄附日の扱いや年末の締切は、ポータルと寄付先で違います。上限を超えた分は持ち出し、期限を過ぎれば2027年分。寄付する前に、支払い方法と年末の案内を確認してください。
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- 資産3,500万円到達・住宅ローン完済
- 新NISA・投資信託・高配当ETFでコツコツ型の資産形成
- 家計目線で「節約→投資」の導線を実践中
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最終更新: 2026年10月11日
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